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白髭神社

滋賀の白髭神社へ行ってきました。


今回のコースは

白髭神社→若狭国分寺跡→小浜公園→明通寺→神宮寺→鵜の瀬→若狭彦神社

というものでした。


今回の一番大きなテーマは『若狭のお水送り』だったのですが、若狭へ行く途中に滋賀の白髭神社へ立ち寄ったのは大正解でした。




京都からバスで湖西をずーっと走っていると琵琶湖の中に鳥居が浮かんでいます。





海に浮かぶ鳥居




その鳥居の道路を挟んで反対側が白髭神社です。



祭神は白髭明神・天孫降臨の道案内をされた猿田彦命です。



垂仁天皇25年の創祀といいます。




聖武天皇の御代に比良明神が白髭の翁の姿で現れ、良弁僧正にあったのを祀り、社名もこれにちなむといいます。





天孫降臨は天照大神と須佐之男命の誓約で天照大神の玉から生まれた五王子の正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命でしたが、その子、天津日高日子瓊々杵(ニニギノ命)命が父神の意向で向かいました。



そこでヒコホノニニギ命が天からお降りになろうとすると、途中、道が幾つにも分かれた天の辻に一柱の神がおり、上は高天原を照らし、下は葦原中国を照らしていた。



アマテラス大御神とタカギ神はアメノウヅメ命に向かい「お前はか弱い女ではあるが、敵の神に向かって勝つ神である。
行って『我が御子の天降る道をこのように塞いでいるのは誰か』と問うてこい。」と仰せられた。




アメノウヅメ命がその通りにお尋ねになるとその神は「私は国つ神で猿田毘古神(さるだびこのかみ)と申します。
こうして出ておりますのは、天つ神の御子が天降り遊ばれると聞き、御前に仕えしようと存じ、お迎えに参った次第であります。」と申した。




その時の猿田彦命様がここのご祭神なのです。





白髭神社




猿田彦命はのちに、この出会いがきっかけで天宇受売神(アメノウズメ)と伊勢の地で夫婦となったのでした。




ちなみにアマノウズメとはアマテラス大神が天岩戸に御隠れになった時に楽しい踊りを踊って、岩戸からお出になるきっかけを作った神様です。





ところで、↓本殿屋根は方三間・入母屋造・檜皮葺、秀頼建造で重要文化祭とのことでした。




屋根






↓は白髭若宮です。





白髭若宮




右の階段を登ると紫式部の歌碑がありました。





「三尾の海に/網引く民のひまもなく/立居につけて/都恋しも」(紫式部)





紫式部





入口には松尾芭蕉の歌碑もありました。




松尾芭蕉






「四方より/花吹入れて/鳰の湖」(松尾芭蕉)




本殿の横には、与謝野晶子の歌碑もありました。




与謝野晶子





「しらひげの/ 神の御前にわくいずみ /これをむすべば/ 人の清まる」(与謝野寛・晶子)




湖に浮かぶ鳥居の景色にひかれ、昔から多くの人が訪れたのですね。



お天気も良く、とても気持ちのいい神社でした。
さて、私達は次の目的地、若狭小浜へと向かったのでした。









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